先日の日曜日に、北海道ワカモノ会議キックオフイベントに参加してきました。
江差町の照井町長、天塩町の齋藤副町長の対談と、参加者がそのキーワードから広げていくワークショップが行われ、特に気になった「スナック外交」について考えてみました。
北海道ワカモノ会議でも話題の「スナック外交」とは!?
今回は先日参加した北海道ワカモノ会議のイベント感想を記事にしました!
北海道ワカモノ会議とは
まずは北海道ワカモノ会議とは??
短いのでコチラの動画をご覧ください!
北海道が来年で命名150周年です。
全国あちこちで行われているワカモノ会議ですが、北海道で行い北海道を再開拓するのが目的です。
今回参加したのは、キックオフイベントですが、本番は日本で唯一財政破綻した自治体・夕張市で宿泊しつつ行われます!
20代から30代までのワカモノが一泊二日で北海道の未来について語り合い実行に移していく、そんなイベントになっています。
今回のキックオフは、その前段階として若き自治体のリーダーの対談を聞き、そこで得たヒントからサラン発展させて思っていることを吐き出そうという企画でした。
照井江差町長と齋藤手塩副町長の対談
照井町長と齋藤副町長の対談は非常に興味深かった。
こちらはファシリテータから、ワカモノについて、あるいは地方自治体について投げかけられた質問に対し両者が答え、時には互いの意見を交えるというものでした。
照井町長は横浜出身で北海道新聞社に入社し、江差町に勤務。
その後、帯広支社を経て退社し、すぐに出馬・当選し江差町の町長となりました。
僕も新聞記者を目指していた時期もあり、北海道新聞社のインターンにも参加しておりましたが、非常に地元に根ざし繋がりが強いのが特徴の新聞社です。
記者時代に、江差町内で多くの信頼を勝ち取っていたのでしょう。
齋藤副町長は紋別長出身で外務省に入省、国内・海外勤務を経て天塩町の副町長になりました。
外務省で海外や、首相官邸で働いていた経験から中央政治にも強く、めまぐるしく変化する中で生き抜いてきたオーラを感じました。
上記記事内でもスナックの話をしていますね。
この両者は、北海道をより魅力的な街にしていくためには、ワカモノの力が必要だといい、現状をなんとか変えようと常に挑戦している様子が伝わりました。
キーワードから広げるワークショップ
対談の後、いくつかの質問があり、休憩を挟み参加者のワークショップが開催されました。
歩き回り気になったテーマについて数人で立ったまま話し合ういうスタンスでした。
社会人から学生は北海道の地方や東京からもきていました。
地域協力隊が多かったのも印象的でした。
そこで特に気になった二つのキーワードがこちら。
スナック外交
まずは、題名にも入れているスナック外交という言葉。
特に齋藤副町長が口にしていた言葉です。
官僚時代から今も変わらず、地元のスナックに通うなどありとあらゆる人脈を駆使し、情報を集めることを行なっていたそう。
まちを変えるのは、ワカモノ、バカモノ、ヨソモノという言葉にあるように、外からの若い力がクリエイティブなことをする必要があります。
今までの知恵や歴史、環境を学ぶためにもスナックなど、地元の情報源になるところにいくことは重要だそうです。
タクシーや近所のおばちゃんも、すごい情報量がありそうですよね。
地方に行った時の参考にします。
これ、いわゆるインプットですね!
発信力
そして発信力も話題になりました。
北海道産明太子を使っためんべいや、北海道産もち米とあずきの赤福など、純北海道産の食材が、全国各地でご当地グルメとして人気を集めています。
これは、北海道の工夫する力あるいは儲ける力が足りないことを表しているでしょう。
いいものを作って、安く売るだけでは地域は潤いません。
いいものをさらにいいものに改良してどんどん売り込んでいくことが北海道には必要なんです。
これら発信力の欠如も大きな問題でしょう。
いわゆるアウトプットですね。
まとめ
若きリーダーから学んだことは、スナックに通うなどコアな情報をしっかり入手しインプット量を増やすことが大切だということ。そしてインプットした情報や経験、財産をコンテンツ化し外に売り出していくことを北海道はもっとも苦手としています。
しかし、このインプットとアウトプットの質と量は北海道に限らずワカモノの問題でもあります。
全てのワカモノがこの苦手を克服し、自分の力にしていかないとですね。